プリンタ 複合機を発表
他社もこれに追随し、実際には料金差はそれほどないのが現状であるが、付帯条件がついたり(マイラインプラスとセットの場合は割引)、複数プランが並存する複雑さ(フレッツプランと他ADSLプラン)により、同じ競争軸で戦っているかぎりは先行したYahooBBに勝てない状況にある。
今後、ISPが会員獲得競争を戦っていくうえでは、これまでとは違う競争軸を自ら作り出し、その軸のうえで他社との差別化を図っていく必要がある。
第2の課題は、大きな市場の成長が期待できないなか、現在の会員資産をどのように活かし、その結果として収益を得るかである。
クレジットカード会社や携帯電話会社に比べれば規模は小さいが、大手ISPは数百万人の会員組織をもつ事業者である。
この会員に対して、現在ISPが提供しているサービスはきわめて小さい(家庭の支出に占める割合は0.2%)。
今後、ユーザーに利便'性を提供することで、この「ユーザーの財布に占めるシェア」を高めていく施策が求められる。
その他消費支出ICカードは、クレジットカードやキャッシュカードと同じ形状のカードにチップを埋め込んだもので、1970年代に発明されており、すでに20年以上の歴史がある。
ICカードは、CPUの有無により、「メモリーカード」、「スマートカード」に分類することができる。
どちらも磁気カードよりはるかに大容量のデータを保持することができ、さらにスマートカードはカード自体が計算能力を有している。
スマートカードは、情報の読み出しの制御や演算処理を行うCPU(中央演算処理装置)と実行プログラム、ROM(ReadOnlyMemory)、RAM(RandomAccessMemory)、EEPROM(ElectrICallyErasableProgrammableReadOnlyMemory)などがカードのなかに格納された、小さなコンピュータである。
カード自体が処理能力をもつことで、大容量のデータを保持できるのみならず、カードで暗号処理を行うことができるようになり、セキュリティが飛躍的に高まった。
また、磁気カードに比べ、耐タンパ'性に優れ、チップから暗号データなどを読み取ることが著しく困難になっている。
また、ICカードは接続端子の有無により、接触型と非接触型に分けることができる。
接触型ICカードは、カード券面に金属端子がむきだしになっている。
一方、非接触ICカードは、カードを駆動する電力供給を外部から行う必要がある。
カードの外周縁に沿う形でコイルが巻かれており、交流磁場にかざすことで、瞬間的に発電し回路を駆動する仕組みとなっている。
非接触型ICカードは、その通信距離により、さらに密着型、近接型、近傍型、遠隔型に分けることができる。
JR東日本が2002年に開始したSuicaは近接型のICカードである。
各規格は次のように分類される。
ICカードの利用用途は、大きく5つのジャンルに分けられる。
「金融分野」、「交通分野」、「公共分野」、「通信分野」、「ID分野」である。
金融分野ICカードのセキュリティの高さが評価され、今後新たに発行されるクレジットカードは、ほとんどがICカード化される見込みである。
クレジットカード用の接触型ICカードの規格としてEMV仕様があり、これに準拠したICカードが発行されると見込まれる。
しかし、昨今、非接触近接型ICカードの利便性が認知されだしたことで、今後、近接型ICカード機能も兼ね備えたクレジットカードが出現する可能性がある。
ソニー製非接触近接型ICカード(FelICa)を用いた電子マネー(Edy)をソニーの関連会社bitWalletが促進している。
ICカードに対してコンビニなどに設置された専用機器で現金をチャージする。
買い物の支払い時にレジにカードをかざすことで、ICカードとレジが通信し、カードから必要額が引き落とされる仕組みである。
2003年度末には携帯電話のなかにFelICaカードが入る見込みである。
携帯電話に無線経由でEdyをチャージできるようになる。
Edyで支払いができる加盟店がどれだけ増えるかが、普及のカギとなる。
交通分野2001年11月からJR東日本の首都圏の駅で、非接触ICカード乗車券Suicaがスタートした。
発行枚数を順調に伸ばし、2003年5月時点で600万枚を突破した。
Suicaには、従来のイオカードに相当するプリチャージ型カードと、定期券型カードがある。
すでに発行された約600万枚中、およそ半数が定期券型である。
すでにSuica利用可能エリアで使われる定期券のほとんどがICカード化していると見られる。
Suicaの発行枚数は飽和状態に近づいている。
今後はICカードの特質を利用した新しいサービス開発に比重が移ると考えられる。
なお、2003年度末、携帯電話にSuicaが搭載される予定である。
2004年には携帯電話を改札にかざすだけで、自動改札が開閉するようになることが期待される。
JR西日本は2003年11月から非接触ICカード乗車券ICOCAのサービスを開始する。
システムはSuicaとほぼ同じである。
関東におけるSuicaと同じような普及カーブをたどるものと予想される。
関西の私鉄・バス各社が、非接触ICカードを利用した相互乗り入れサービスを検討している。
Suicaのような先払いの仕組みに加え、クレジットカードと同様の後払いの仕組みを導入するとのことである。
カードを券売機で手軽に購入できるSuicaと違って、カードを手に入れるのに支払い能力の与信照会が必要になる。
反面、チャージをする必要がなくなるため、Suicaよりさらに利便性の高いサービスになることが期待される。
公共分野住民基本台帳ネットに接続する際のIDカードとしてICカードを利用することが検討されている。
住民1人1人に本人認証用のIDとしてICカードを配布する。
証明書の申請などの際、自宅のパソコンから市町村のホームページに接続し、パソコンにICカードを読み取らせて本人認証する。
これにより本人確認を行い、遠隔で証明書を発行するといったスキームが考えられている。
この他、ICカードの空き領域に、公共図書館の入館証機能などカード発行者が認めた機能を付与することが考えられている。
通信分野第3世代携帯電話には、認証用チップとしてUIM(UserldentifyModule)が搭載される。
欧州の携帯電話方式ですでに利用されている認証用チップSIM(SubscriberldentifyModule)をベースにしているため、USIM(UniversalSubscriberldentifyModule)と呼ばれることもある。
第3世代携帯電話では、UIM(USIM)カードを差し替えることで、複数の携帯電話端末を1つの電話番号で利用したり、アドレス帳を共有したりすることができるようになる。
ソニー製非接触近接型ICカードであるFelICaカードが、2003年度末ごろに第2世代携帯電話に実装される予定である。
FelICaはICカード乗車券Suicaや電子マネーEdyにも利用されている。
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